サラリーマンの給料を解剖してみよう

サラリーマンの給料を解剖してみよう

サラリーマンの給料を解剖してみよう

 

あなたの給料はいろいろ引かれた状態です。サラリーマンの場合は基本的に会社が税金などの手続きなどをやってくれるため、何にいくら払ったのかわかっていない人も多いのではないでしょうか?

 

それでも問題ないと言えば問題ないのですが、何にいくら払っているのかくらいは把握しておきたいものです。そこで、サラリーマンの給料について基本的な知識をまとめてみましたので、参考にしてみてください。

 

給与明細を見てみませんか?

 

給与明細をあまり見ていない、という人もいるでしょう。税金などは会社が処理してくれるので、手取りだけを見ていても問題ないと言えば問題ありません。

 

とはいえ、どういったお金を払っているのか知っておくことは大事です。そこでここでは給与明細を見る上でのポイントについてご紹介します。

 

健康保険料

 

業務外の病気であったりケガでの保険料の負担を軽減するため、加入するのが公的医療保険です。サラリーマンの場合は健康保険に入っています。ちなみに自営業者などであれば国民健康保険です。

 

健康保険の保険料:(標準報酬月額+標準賞与額)に保険料率を掛け合わせた金額(事業主と労働者が折半で払っています)

 

標準報酬月額は4・5・6月の平均額が採用され、その金額でその年の9月から翌年の8月まで計算します。つまり、4・5・6月の給料が多くなれば、その分負担額も大きくなるということです。

 

健康保険料率は都道府県によって違うので、詳しくは全国健康保険協会のホームページで確認してみてください。大体10%前後です。

 

介護保険料

 

40才以上65才未満の人は、介護保険料も必要になります。

 

介護保険の保険料も、健康保険と同じ計算方法です。

 

介護保険料率は一律で、平成26年3月分(4月30日納付期限分)から1.72%となっています。

 

厚生年金保険

 

厚生年金は、年金の2階建て部分です。国民年金にプラスされる部分という認識で問題ありません。

 

厚生年金保険の保険料:(標準報酬月額+標準賞与額)に保険料率を掛け合わせた金額(事業主と労働者が折半で払っています)

 

保険料率は平成21年9月分の15.704%から1年ごとに0.354%ずつ増加。そして、平成29年9月以降の保険料率については、18.3%で固定される予定となっています。

 

雇用保険料

 

雇用保険は、失職したときや再就職したときに給付がもらえます。

 

保険料は、失業保険の給付分については事業主と労働者が折半で支払いますが、雇用保険二事業分については全額が事業主の負担となっています。

 

なお、保険料率については業種が一般・農林水産・建設の3つにわかりています。

 

所得税

 

所得に応じて支払う税金です。所得については知ってるようで知らない税金の話を参考にしてみてください。

 

サラリーマンの場合は基本的に給与所得(所得は何種類あるか知ってますか?)のみだと思います。

 

給与所得は、収入から給与所得控除額を引いた金額です。

 

給与所得控除額

 

収入 給与所得控除額
〜180万円 収入×40%6.5万円に満たない場合は、6.5万円
180万1円〜360万円 収入×30%+18万円
360万1円〜660万円

収入×20%+54万円

660万1円〜1,000万円

収入×10%+120万円

1,000万1円〜1,500万円

収入×50%+170万円

1,500万1円〜 245万円が上限

 

基本的に給与所得はほかの収入と合算して計算する総合課税であり確定申告が必要ですが、給与所得のみであれば原則確定申告の必要はありません。また、所得税は源泉徴収されており、年末に納税額が調整されます。

 

所得税の計算

 

所得金額 税率 控除額
〜195万円 5% 0円
195万1円〜330万円 10% 9.75万円
330万1円〜695万円 20% 42.75万円
695万1円〜900万円 23% 63.6万円
900万1円〜1,800万円 33% 153.6万円
1,800万1円〜 40% 279.6万円

 

住民税

 

前年の課税所得を基本に計算するため、働き始めて1年目は払っていません。無職になっても原則支払う必要があるため、計算に入れておかないと大変なことになります。結構金額的に大金ですよね。

 

年収の定義

 

よく年収〇〇円なんて話がありますが、意外と定義がわからないなんて人も多いのでは?手取りなのか額面なのか、結構あいまいなんですよね。

 

特に働き初めの時などはよくわかっていないかと思いますので、ここで年収について書いておこうと思います。

 

年収とは文字通り年間の収入の合計のことで、毎月の給料にプラスしてボーナスがある人はボーナスもプラスした金額です。

 

で、年収はというと、税込み年収のことを指すのが一般的です。

 

税込み年収は基本給のほかに残業手当や通勤手当などすべてを合算した金額のことで、厚生年金や健康保険などの社会保険料等を差し引く前の金額です。

 

いろいろ控除される前のお金のことなので、一概に年収が高いから手元に残るお金もすごく多いとは言えないこともあります。

 

基本的に年収と手取りは比例していきますけどね、特にサラリーマンの場合は。


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